病院利用が必須の場合

介護療養を利用できるのは、病状が安定していて長期的な療養が求められる高齢者を対象としています。そのため、病状が重症化すると病院を利用しなくてはいけない場合もあります。介護療養で行っている基本的なサービスは、機能回復のためのリハビリテーション、療養をするために欠かせない医療上の管理や看護、食事や入浴・排泄の介助など日常に必要な介護、そしてターミナルケアが中心です。

介護療養のほとんどは病院と併設しているので、状態が悪化すると病棟に移動して専門の治療を受けることになるでしょう。主に日常的な医療行為が受けられるので、痰の吸引や経管栄養、インスリン注射は、介護療養でも対応する範囲に入っています。介護と医療が受けられる介護療養を利用している方でも、病状の変化に伴って病院を利用しなくてはいけない状態があることを踏まえておきましょう。

他には、利用している介護療養と提携する病院にない診療科目の診察・治療が必要な場合は、他の病院にいく必要性があります。ほとんどは総合病院と併設していると言われるものの、最近では皮膚科や眼科など高齢者の利用頻度が高い診療科目の縮小が目立ため、この点も理解して施設を検討しないと病院を利用しなくてはいけない状態になると不便を感じるでしょう。

 

相談して病院を利用

医療を必要としている方の中には介護も必要で、介護療養のような施設に利便性を見出すことがあるでしょう。しかし、介護療養は入所の審査が厳しい点と、病状の安定が必要要件になり利用できない場合があります。そうすると、専門的な治療を受けるためにも病院を利用して療養することになります。

介護療養の入所審査に通過できない場合、定員の問題がある場合、そして利用者の健康状態を理由として病院を使うこともあると考えて構いません。要介護認定1~5の方を対象としている介護療養は、要介護認定3以上を対象としている介護施設よりも入所がしやすいと見られていますが、実際には要介護認定3以上の方で緊急度が高いと優先するのが現状です。

要支援1~2の方も含めて、療養が必要な状態であれば、病院に入院する他には施設が見つからない場合もあります。かかりつけの医師と相談しながら決定できますし、病院には介護福祉士など介護関連の専門家が所属しているところも増えているので、一人で悩む必要ないでしょう。

病院を利用する状態になっているかどうかの判断も含めた相談が可能だと言われています。また、病院を利用する場合は、健康保険の適用を受けることになるので、費用面での相談も併せて行いましょう。